今回の講演のテーマは、『アート思考のものづくり』―「それが目指す理想?」という自問自答の力です。
これは、自動車業界の世界のトップブランドであるマツダにおいて、最高のクルマを作るために常に問われる重要な問いの一つです。 マツダは、世界最高のエンジン「SKYACTIV-X」を生み出す技術力に加え、2020年ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、デザインにおいても世界中で高い評価を獲得していることはみなさんご存知のとおりです。 そして、その原動力には、自分たちの目指す理想、「ザ・ゴール」を徹底して自問自答するものづくりへのこだわりがある、と語るのが、今回特別にご講演いただく、大阪大学教授の延岡健太郎先生です。 延岡先生は今さら言うまでもないですが、イノベーション研究の世界の第一人者の一人。大阪大学卒業後、マツダ株式会社にて商品開発本部に務められ、その後マサチューセッツ工科大学にてMBA、Ph.Dを取得。日本に戻られてからは神戸大学教授、一橋大学イノベーション研究センター長を経て、現在は大阪大学経済学研究科にて世界の企業のイノベーションや価値創造について研究されています。 今回のTOCクラブでは、マツダをはじめイノベーションを起こし続ける世界の企業は何が違うのか、どんな理想「ザ・ゴール」を掲げ、どうやって実現しているのか、私たちがイノベーションを起こすためにはどうすれば良いのかについてお話いただきます。 「イノベーションとは、顧客が高くても喜んで買いたいと熱望する価値を、低コストで創造すること」 これは、今年1月に出版された著書『アート思考のものづくり』にある延岡先生の言葉ですが、「それが目指す理想?」と自らの理想を問い続けることがなぜイノベーションにつながるのか、そのロジックを延岡先生と一緒に考えていければと思います。 2021年07月12日【オンライン】
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