「知の巨人たちの世界的成果の原点には一体何があるのか?」
これまでTOCクラブでは、野中先生、藤本先生、延岡先生といった「知の巨人」たる世界有数のトップ経営学者の先生方をお招きし、特別講演を開催してきました。 一つひとつの講演は非常に内容が深く、いまでも多くのご好評と反響を頂いておりますが、先生方のお話を聞く中で 「どうして先生方にはこれだけの偉業が成し遂げられるのか?」 「私たちにも活かせるものはないだろうか?」 と、その成果の秘訣に興味を持たれた方も多いようです。 そこで、今回のTOCクラブでは、 「知の巨人たちの原点 ー世界標準研究を発信した日本人経営学者たちの志ー」 と題し、偉業を成し遂げる先生方の研究活動の”舞台裏”について神戸大学大学院教授の小川進先生に特別にご講演頂きます。 小川先生は神戸大学経営学部を卒業後、同大学経営学修士を修了し、マサチューセッツ工科大学経営学大学院にてPh.D、帰国後には神戸大学にて商学博士を取得されました。 現在は、神戸大学大学院経営学研究科にて教授を務められるほか、マサチューセッツ工科大学にてResearch Affiliateとしてもご活躍される世界的なイノベーション研究の第一人者です。 今回の特別講演では、小川先生の近著『世界標準研究を発信した日本人経営学者たち』でも世に出された、先生のおよそ20年間の調査をもとに、野中先生、藤本先生、延岡先生といった世界的に評価の高い日本人研究者のみなさまお一人お一人に焦点をあて、研究に向かうそれぞれのユニークさはどのようなものであるのか、また、その研究成果の舞台裏にはどのようなストーリーがあったのかについてお話しいただきます。 学術研究というと、「研究者が研究室にこもって一人で行うもの」というイメージを持たれることも少なくありませんが、多くの仲間との長期に渡る共同作業であり、成果が出るかわからない難易度の高い課題に挑戦する必要があるという点は、ビジネスも研究も共通しています。 ゴールドラット博士自身も物理学者ですが、世界から集まった優秀な側近と数多くの協力者・支援者があってこそTOCは進化し、世界に広まっていったと語っています。 アカデミアでの活躍を目指す方にはもちろん、マネジメントで成果を上げたい、志の高いみなさまにも非常におすすめな講演です。 2021年10月04日【オンライン】
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今回の講演のテーマは、『アート思考のものづくり』―「それが目指す理想?」という自問自答の力です。
これは、自動車業界の世界のトップブランドであるマツダにおいて、最高のクルマを作るために常に問われる重要な問いの一つです。 マツダは、世界最高のエンジン「SKYACTIV-X」を生み出す技術力に加え、2020年ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、デザインにおいても世界中で高い評価を獲得していることはみなさんご存知のとおりです。 そして、その原動力には、自分たちの目指す理想、「ザ・ゴール」を徹底して自問自答するものづくりへのこだわりがある、と語るのが、今回特別にご講演いただく、大阪大学教授の延岡健太郎先生です。 延岡先生は今さら言うまでもないですが、イノベーション研究の世界の第一人者の一人。大阪大学卒業後、マツダ株式会社にて商品開発本部に務められ、その後マサチューセッツ工科大学にてMBA、Ph.Dを取得。日本に戻られてからは神戸大学教授、一橋大学イノベーション研究センター長を経て、現在は大阪大学経済学研究科にて世界の企業のイノベーションや価値創造について研究されています。 今回のTOCクラブでは、マツダをはじめイノベーションを起こし続ける世界の企業は何が違うのか、どんな理想「ザ・ゴール」を掲げ、どうやって実現しているのか、私たちがイノベーションを起こすためにはどうすれば良いのかについてお話いただきます。 「イノベーションとは、顧客が高くても喜んで買いたいと熱望する価値を、低コストで創造すること」 これは、今年1月に出版された著書『アート思考のものづくり』にある延岡先生の言葉ですが、「それが目指す理想?」と自らの理想を問い続けることがなぜイノベーションにつながるのか、そのロジックを延岡先生と一緒に考えていければと思います。 2021年07月12日【オンライン】
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